高安関を悩ませる怪我とは?過去の怪我も徹底解説!
結婚&おめでた&復活というトリプルの幸せをつかんだ高安関ですが、相撲の方は度重なる怪我に悩まされています。
今年春の大阪場所では取組直後に左脚を負傷し、自力で立ち上がれずに車椅子で花道を引き揚げるという事態に…。
高安関を悩ませる怪我とは?過去の怪我も合わせて、徹底解説していきます!
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高安関を悩ませる怪我とは?
今年の3月場所は、高安関にとって大関復帰をかけた気合いの入った場所だったでしょう。
しかし初日から3連敗し、4日目の鶴竜戦では左脚を大怪我するアクシデントに見舞われました。
土俵際で鶴竜関から投げをくらった高安関は、左足1本で何とか粘ります。
しかし鶴竜関から投げを決められました。
その瞬間、館内は悲鳴に包まれることに…。
うつ伏せに倒れた高安関は、そのまま身動きがとれない状態に。
苦痛に顔をゆがめながら何とか右足だけで立ち上がりますが、車椅子に乗せられて大阪市内の病院へ搬送されました。
受診した結果、左大腿二頭筋損傷・半腱様筋損傷・半膜様筋損傷で約4週間程度の安静加療の必要見込みという診断が出されたのです。
左脚全体を傷めたという事ですね。
そのまま途中休業になりました。
相撲という競技は、土俵際に追い込まれた時にどれだけ粘れるかが勝負の鍵。
力士にとっての脚力は、相撲の生命線ともいうべき大切な部分です。
今後、思うような相撲がとれるのか、ファンにとっても心配で気になりますよね。
専門家による見解は?
高安関の怪我について、専門家から様々な意見が寄せられています。
・投げをうたれた時、足を伸ばし過ぎたことで膝の皿が亜脱臼のようにずれたのではないか
・最近の高安関は、上半身はサイズアップしているのに下半身の変化は見られない。下半身がしっかりしていないので、上半身が不安定になっているように見える。
・腹が出てきて体が前に引っ張られることで、負担がかかったのではないか。
<稽古総見>大関同士。髙安と豪栄道の三番稽古。#sumo pic.twitter.com/Euoe6nY9Go
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) September 1, 2017
下半身と上半身のアンバランスを指摘する意見に加え、今後は稽古そのものを見直すべきではないかといった意見もありました。
過去の怪我も徹底解説!
今回は左脚を負傷した高安関ですが、過去にも何度となく怪我に泣かされました。
怪我による休場で、大関から陥落してしまったのです。
過去の怪我を徹底解説していきます。
<場所入り>大相撲九州場所、場所入りの様子。髙安。#sumo pic.twitter.com/AtW0FdEaPe
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 21, 2017
2017年9月 大相撲秋場所 … 右大腿筋群損傷
2日目に破れた玉鷲戦で、右足一本で踏ん張った時に右太腿を痛めてしまいました。
右の内転筋の一部が肉離れを起こしたようです。
親方曰く「片足で残って受けるのは高安の癖。やっちゃいけない、自分から攻めないと」とコメントされています。
今回の怪我も、片足で粘ったのが原因ですよね。
高安関の片足で残って受ける癖は怪我のリスクを高める行為のようです。
2017年11月 大相撲九州場所 … 右内転筋筋損傷
12日目に破れた北勝富士戦で、土俵際で踏ん張って右足を痛めてしまいました。
前回と同じ箇所を再び負傷した形です。親方曰く「先場所のケガと同じところ。」
歩けるけど、相撲をとるのは厳しい状態。
同じところだから、無理してケガを長引かせてもダメだし」と説明されています。
同じ箇所を再びケガすると、取り返しのつかない事態になりかねませんからね。
この時もやはり、土俵際の踏ん張りが原因のようです。
2018年5月 … 左腕の上腕三頭筋部分断裂
二所ノ関一門の連合稽古中に左腕の上腕三頭筋を痛めて、稽古を途中で切り上げました。
夏場所へ意欲的でしたが、この怪我が原因であえなく休場。
高安関は取材陣に「100%の相撲がとれないので大事を取った。力が出せるように、治療に努める」とコメントしています。
その後は左上腕を強化させるべく、ゴムチューブを使ったトレーニングを導入。
その後は左からの投げも出来るようになり、順調な回復ぶりをアピールしました。
2019年7月 大相撲名古屋場所 … 左肘の関節内側側副靱帯断裂
8日目の玉鷲戦で、小手投げを打たれた際に左肘の関節内側の靭帯を断裂する怪我に見舞われました。
この取組は押し倒しで高安関が白星を挙げましたが、翌日から名古屋場所を途中休場、さらに夏場所も休場することに。
靭帯断裂は、回復にかなりの時間が必要と言われています。
多くのスポーツ選手が、靭帯断裂の怪我で悩んでいるという話をよく耳にしますよね。
高安関も思うような相撲がとれず、精神的にもとても辛い時期だったでしょうね。
2019年11月 大相撲九州場所 … 腰痛発症
取組直前に腰痛を発症し、急遽休場することになりました。
取組直前での休場はとても異例なこと。
腰痛はいわゆる“ぎっくり腰”で、親方曰く「歩けないのだから、しょうがない」と話されていました。
歩けないのですから、相撲をとるなんて不可能ですよね。
この場所は勝ち越さなければ大関から陥落するという非常に大切な場所でしたし、高安関にとって無念の休場だったでしょう。
高安関の今後の対策は?
高安関の過去の怪我を見ると、腕・脚・腰とあらゆる箇所を痛めていることが分かりました。
相撲に怪我はつきものですが、高安関の場合は特に多いですよね。
また稽古などで酷使すると、他の部分にまでガタがきてしまうのではないかといった意見もあります。
怪我が完治していないのに稽古をすると、その部分をかばう事で別の部分に負担がかかってしまうのでしょう。
また上半身と下半身のバランスがとれていないという専門家からの指摘がありました。
バランスのとれた身体造りも、今後の課題の1つですね。
親方は高安関の怪我に対し、常に慎重に対処しています。
まずは怪我を完治させる事が何よりも優先ですね。
こちら、高安関のツイッターにアップされていた美しい四股の動画です
【四股】
古来から、力士の四股は、邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。髙安の四股。#sumo #相撲 pic.twitter.com/4VwI8iSXzR
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) June 4, 2020
「古来から、力士の四股は邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。」この言葉、今の高安関の気持ちを表しているようですね…。
まとめ
大関から陥落してしまった高安関ですが、そこから這い上がるのは肉体的にも精神的にも至難でしょう。
気持ちを切らさず、100%の相撲がとれるようにベストコンディションに持っていって欲しいですね。
取組中、土俵際に追い込まれても常に粘りを見せてきた高安関。
今は怪我に追い込まれている状態です。
肉体も精神も粘りをきかせて、日本国民に完全復活した姿を見せて欲しいですね。
頑張れ!高安関!!!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。